【書評】人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計

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こんにちは、渡辺 堅伍(@watanabe_kengo3)です。

今回は、「人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計」をご紹介。

人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

私は今20代なのですが、最近は非常に漠然とした不安を抱えています。

「本当にこのままの生活でいいのか?自分のやりたいことは本当にこの先できるのか?今の時期にやらなきゃいけないことって何だ?」

こういうとき、本は良いアドバイスをくれます。

しかし、ただひとつだけ問題が。

この手の年代をテーマにした本って結構いい加減なことを書いていたり、得にもならない慰めの言葉みたいなのが並んでいることが多い。

昔、「絶対に読まない!」と思ったものです。

しかし、不安は募るばかり。どんどん不安が膨張する中で、あるブログに出会いました。

ぬこ(id:nukoblog)さんのブログです。

www.masato07.com

20代って大切な時期なんだということが、多くの例とともに記されています。 文庫本サイズなので、通勤時間にでも読めると思います。 必要な考えと、無駄な不安とに線引をする手助けになってくれると思います。 20代の人にはぜひ読んでいただきたいです。(*^^*)

20代へ。私達が思っている以上に、大切な時期なようです。 - 3年後の私をつくろう

即買いでしたね。すぐさまAmazonでポチりました。

今、私がまさしく知りたいと思っていることだ!と、感動したものです。

では、この本はどんなことを教えてくれたのか?

紹介していきます。

どんな本?

著者のメグ・ジェイ氏は10年以上もカウンセリングで、多くの20代と相対してきたとのこと。

実体験として多くの20代と触れ合ってきたからこそ、今の20代にどんなことを伝えればいいのかを熟知しているようです。

また、彼女自身の経験だけでなく、統計による数字や、最新の研究結果、偉人や有名人の言葉を引用して語りかけるので、ものすごい説得力です。

もちろんこのカウンセリングはアメリカ人に対するものなので、全ての内容が我々日本人に当てはまるかと言えばそうではないでしょう。

しかし、文庫本の最初の方に並んでいる「読者の声」にアメリカ人だけでなく、インドネシアやイスラエル、トルコの人々の声があることを思えば、日本人に関係ないとは決して言えないと思います。

↓ YouTube動画もあるので、簡単に知りたい方はまずこちらを見ることをおすすめします。

TED公式動画(YouTube)

www.youtube.com

TED公式動画(TED公式ページ)

www.ted.com

20代にとっての仕事

20代にとっての本当の挑戦は仕事それ自体です。一万時間は5年分の時間に相当します。人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計 p.253

この一万時間というのは、「10年後、君に仕事はあるのか?」という本にも記述がありまして、根拠についてはマルコム・グラッドウェルの「天才!成功する人々の法則」に書いてあるとのこと。

10年後、君に仕事はあるのか?―――未来を生きるための「雇われる力」

10年後、君に仕事はあるのか?―――未来を生きるための「雇われる力」

基本的には誰でも5年間で仕事をマスターできる。

これって結構重要なことではないでしょうか。

巷では、「社会人はとりあえず3年やれ」みたいな風潮があるそうですが、それでもまだ足りないってことですよね?

www.omg-ox.org

今の時代、離職とか転職の話題を多く聞きますが、個人的にはそんな転職を神格化するのもなあ……と思ってます。

その仕事に価値を見いだせなかったということであれば、早々に辞めることは良いことだと思います。

しかし、無計画に1年やそこらで転職を繰り返して仕事を渡り歩くだけでは何者にもなれないということを、この一万時間というのが示してくれるのではないでしょうか。

本当にその仕事をやめて良いのか?もうちょっと踏ん張れば自分の目的に近づけるんじゃないか?

一万時間という基準が、これからのキャリアを考える上で、非常に有益な材料になるのではないでしょうか。

目標が我々に与えてくれるもの

約500人の若い成人を対象に、大学時代から30代半ばまで追跡した調査によると、20代で目標を設定して進んだ人は、30代でもっと大きな目標ができたり、専門性が向上して起業したりと、幸福感を得ています。人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計 p.267

目標を決めるというのは、基本的で重要なことながら、結構出来ていない人は多いのではないでしょうか。

かくいう私もその一人。

目標を決める重要性というのは、自然とそこに至るための道筋がぼんやりと浮かび上がってくることにあるのではないか?と思ってます。

例えば、何歳までに○○をしなければいけない、ここで○○をするためには○○をいつまでにする必要があるな、ということが。

もちろん上手く進まないこともあります。

しかし、そのときは道筋の修正をすればいい。

この課題は後回しにできないな、とか。この仕事は今やる必要はないな、とか。(この過程でスケジュール調整能力まで伸びる!)

20代で目標を持つことの重要性を、著者は教えてくれます。

まとめ

本当は勉強になることがもっともっと書かれているのですが、特に自分が印象に残った部分をご紹介しました。

メグ・ジェイ氏の示してくれた教訓は、私がこれからの人生を進む上でどうすべきかを教えてくれました。

これから20代後半戦を進む上で、この本から学んだことを忘れずにいようと思います。

この書評を読んでくれているあなたが、まだ10~20代であるならば、この本を読むことを強く勧めます!!!

最後に、この本が伝えたいこととは何か?を端的に現している著者のメッセージを引用しておきます。

計画を立てること。
定職に就くこと。
家庭を真剣に考えること。
ハッピーエンドから逆算して人生を設計すること。
地に足をつけ、自分という人間を確立すること。
自分が知らないことや体験していないことによって物事を決めつけないこと。
さあ、あなたの人生を決めるのは、いまです。人生は20代で決まる――仕事・恋愛・将来設計 p.304